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「大学生のうちに海外の大学に語学留学したい!」
「高校卒業したら海外の大学に進学して海外生活を経験したいなぁ。」
そう思ったときに必要になるのが、自分の英語力を証明するための英語力判定試験のスコアです。
英語力判定試験の種類は様々ですが、大学進学や大学留学の場合、中でもPTE Academic(PTEA) ・IELTS(アイエルツ)・TOEFL(トーフル)のスコア提出を求めるケースが多くあります。
さて、留学先として人気のアメリカやカナダ、オーストラリア、イギリスなど、国によって必要なスコアが異なるのを知っていますか?
今回は、PTE Academic ・IELTS・TOEFLの違いとそれぞれの特徴、そして本当に受験すべき試験の選び方をご紹介します!
(最終更新日:)
目次
PTE Academic(PTEA)とは?
(出典:http://www.pearsonpte.jp/)
特徴
一番聞き馴染みのないPTE Academicについて説明していきましょう。
PTE Academicは、2009年より受験開始された、世界最大級の教育会社「Pearson」によって開発されたテストで、英語が母国語じゃない人がどの程度の英語力を持っているのかを測定する試験です。
留学時に求められるアカデミックな英語力に関して、リスニング・リーディング・スピーキング・ライティングの4つの技能を測定します。
さらに、文法や語彙力、流暢さなど、4技能以外の6つの語学スキルも測定していきます。
\ここがポイント/
★Stanfordをはじめ、世界トップの大学がスコア認定!
★イギリスやアイルランドは、ビザ申請にも利用OK!
受験対象者
PTE Academicは、主に海外の大学もしくは大学院を目指す人に向けた試験であり、実生活で使用する英語力を測定する試験なので、留学などで海外生活をしたいと考えている人には重要な試験です。
試験形式
この試験の特徴として、コンピューターを用いた試験であることがあげられます。
PTE Academicは、個別のブースでの試験となることが多く、また試験問題はランダムに出されるため、同じ試験会場でも問題が違う場合があります。
試験会場と申し込み日
比較的新しい試験なので、日本ではまだ東京と大阪でのみ受験することができます。
しかし、試験日は多く受験日の前日予約が可能なので、試験対策をしっかりしてから申し込めるのはこの試験の良さだと思います!
スコアの採点と有効期間
結果が受験日から5営業日以内に確認できるという点は、PTE Academicの便利な点です。すぐに試験結果が出るので、自分の満足のいくスコアを使用するということができますね。
さらにスコアは、何度も無料で送付することができます。スコアは10から90のスケールで算出されます。
【関連記事】
「【PTE Academic対策】試験の特徴と海外大学留学におすすめ勉強法」
IELTS(アイエルツ)とは?
(出典:http://www.eiken.or.jp/ielts/)
特徴
IELTSとは、International English Language Testing Systemの略称です。
試験はライティング、リーディング、リスニング、スピーキングの4分野で行われます。スピーキングは試験官とface to faceで行うため、実際の会話と同じような雰囲気で試験に臨むことができます。
また、試験に関する説明もすべて英語で行われるため、実際に筆記試験が始まる前から英語に触れることになります。
米国や欧米はじめ、多数の教育機関でスコア認定されており、受験者数は年々拡大しています。日本でも、大学生を中心に受験者数は増加傾向です。
\ここがポイント/
★カナダ・イギリス・オーストラリア・ニュージーランド等ほとんどの高等機関で認定!
★アメリカでは数多くの学校の入学試験で採用!
受験対象者
IELTSは進学や就職、移住を目的とする人に向けたテストで、どういう用途で試験を受けるのかで選択するモジュール(リーディングとライティングの出題される問題が違う)が異なります。
例えば、海外の教育機関への進学を希望する場合は、一般的にAcademic Moduleを受験し、海外への移住や企業研修などの場合はGeneral Training Moduleを受験します。
試験会場と申し込み日
日本での受験会場は、東京、大阪、京都、名古屋、福岡、横浜、神戸、広島、札幌、仙台、新潟、金沢です。
各会場で、月に1~2回程度試験が実施されています。
申し込み締め切りは試験日の5週間前ですが、定員が設けられているのでなるべく早めに申し込みたいですね。
※IELTSを申し込む際には、有効期限内のパスポートが必要です。申し込み日までに取得しましょう。
スコアの採点と有効期間
試験結果は1から9までのバンドスコアで示されます。値は0.5刻みとなっており、これはIELTSの特徴的な部分と言えます。
テスト結果は受験日から13日目に発行されて、その後郵送されるので、2週間とちょっとで手元に試験結果が届くこということになりますね!
また、スコアの有効期限は2年間です。
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TOEFL(トーフル)とは?
(出典:https://www.ets.org/jp/toefl)
特徴
TOEFLは世界で最も広く受けいれられている英語能力試験で、アカデミックな内容を含む英語能力を測定する目的で、約3000 万人を超える人々がこの試験を受験しています。
試験形式は2種類あり、コンピューターを用いて行うTOEFL iBTテストと、ペーパー版テストがあります。
ペーパー版試験は、TOEFL iBTにアクセスできない地域のみで実施されています。なお、ペーパー版の場合は発話セクションはないようです。
※ペーパー版は地域がものすごく限られているため、これ以降の内容はすべて、TOEFL iBTを指すこととします。
TOEFLではリスニング、スピーキング、ライティング、リーディングの4技能を測定します。
\ここがポイント/
★アメリカ・イギリス・カナダをはじめ130か国10,000以上の大学や機関で認定!
試験形式
リスニングとスピーキングのテストは、ヘッドセットつきマイクを使用します。
ライティングの試験ではタイピングによる解答となるので、タイピングが苦手な人はしっかり対策をしてから受けたほうがよいでしょう。
また、リーディングはマウスクリックで解答をします。
試験会場と申し込み日
会場は世界中にある認可されたテストセンターで、日本でも、関東甲信越を始め全国にテストセンターがあります。
※詳しくは、公式サイトを確認してください。
また、試験は年間50回以上実施されています。何度でも受けることが可能ですが、前回受けた日にちから12日以上あける必要があるので注意してください。
試験結果は受験から10日後にインターネットで確認することができます。
スコアの採点と有効期間
スコアは1から120までの1刻みのバンドスコアで、有効期限は2年間です。
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PTE Academic(PTEA)・IELTS・TOEFLの違い
さて、ここまでは各試験の特徴をあげました。
ここからはいくつかの事柄に分けて、PTE AcademicとIELTS、TOEFLの3つの試験の違いを比較していきたいと思います!
出題分野
|
PTE Academic |
TOEFL |
IELTS |
Listening |
学術的な内容。社会学や人文学、経済学などその分野は多岐にわたる。 歴史上の人物の伝記や、学術論文、雑誌の記事なども題材になる。 大学生活を題材にしたもの。 |
講義や授業中の討論、日常会話など。 |
日常的な会話。 日常生活を扱ったもの。 学術的な会話。 |
Reading |
学術的な文章。 |
社会科学や人文学、自然科学など幅広い分野からの出題。 |
|
Writing |
講義や授業中の討論、日常会話など。 学術的な内容。 |
図表を読み取る問題。 情報を的確な表現で書き記すためのライティングスキルが試されるもの。 |
|
Speaking |
身近なトピックについて。 |
自己紹介・挨拶など自分自信について。 |
いずれの試験も、留学を希望している人を対象にしているだけあって、学術的な分野や、学校生活などが題材にされることが多いです。
実際に留学したら日常的に使う英語であるので、留学前に受ける試験でいいスコアを出して自信をつけておきたいですよね。
問題構成
|
PTE Academic |
TOEFL |
IELTS |
Listening |
スピーチの要約、空所補充、選択問題、dictationの書き取り |
講義と会話の2種類の問題から構成。 |
選択問題、記述形式、穴埋め問題 |
Reading |
選択問題、段落の並べ替え、空所補充 |
3つもしくは4つの長文読解問題。 |
3つの長文読解問題。 空欄補充、見出しの選択、選択問題等。 |
Writing |
音読、文の復唱、図の説明、短文解答、講義内容の再説明、書かれた文章の要約、英作文。 |
身近なトピックと、読み聞いた内容に対する英作文。 |
2つのタスクがある。 図や表、グラフを150語以上で説明する問題。 |
Speaking |
質問に対する答えを口頭で解答する。 |
3パートから構成。 1,自己紹介・挨拶。 2,質問カードに沿った内容のスピーチ。 3,ディスカッション |
試験時間
|
PTE Academic |
TOEFL |
IELTS |
Listening |
約45~75分 |
60~90 分 |
30分 |
Reading |
約77~90分 |
60~80 分 |
60分 |
Writing |
約77~90分 |
50 分 |
60分 |
Speaking |
20 分 |
11~14分 |
|
合計時間 |
約4時間15分 |
約4時間30分 |
約2時間45分 |
PTE AcademicとTOEFLは大きく時間に差がありませんが、IELTSは他の2つの試験に比べて時間が短いことがわかります。
試験形式
|
PTE Academic |
TOEFL |
IELTS |
試験形式 |
CBT形式 スピーキングもマイク付きヘッドセットで行う。 全てをコンピューターが採点。 |
CBT形式 スピーキングはマイクに話した音声が録音され、採点者に送られ採点される。 |
筆記試験 face to faceのスピーキング。 |
試験形式で大きく異なるのは、IELTSのみが筆記試験で、他の2つはコンピューターを用いた試験だということです。
そのため、IELTSのみがスピーキングの試験をface to faceで実際の会話と同じように行います。
会話と同じように話したい!という人は、IELTSの試験を受けるといいかもしれません。
CBT形式の2つのテストで違う点は、スピーキングの試験の採点の方法です。
TOEFLは、録音されたデータを採点者(人)が採点しますが、PTE Academicではすべての採点をコンピューターで行うため、受験者のアクセントなどの傾向は採点基準として判断されないようです。
受験日と受験料
【受験日】
受験日は、会場によって異なります。それぞれの試験の公式サイトで確認ができるのでチェックしてください!
【受験料】
受講料 |
PTE Academic |
TOEFL |
IELTS |
受験料 |
USD200$ |
USD235$ |
25,380円 |
大学留学やビザ申請で使える認定国も違う!
この3つの異なる試験は、スコアを使用できる認定国も異なります。
自分がどんな目的で、またどの国にいきたいのかで受けるべき試験が変わる可能性があるので、必ず確認してから受験するようにしましょう。
|
PTE Academic |
TOEFL |
IELTS |
認定国 |
イギリス、アメリカ、オーストラリア、カナダ、アイルランド、ニュージーランド |
アメリカやイギリス、カナダ、オーストラリア |
カナダ、イギリス、オーストラリア、アメリカ、ニュージーランド |
※上記は一例です。各公式サイトでは認定機関や認定国を検索できるので、気になる方はチェックしましょう!
PTE Academic(PTEA)・IELTS・TOEFLの共通点
ここまでPTE AcademicとIELTS、TOEFLの違いについて説明してきましたが、共通している点はどこでしょうか?
★共通点
- すべての試験が、留学を考えている人が対象
- 出題内容は学術的なものが多い
- リスニング、スピーキング、ライティング、リーディングの4技能を測定
スコアの表し方はいずれのテストも異なりますが、スコアの換算は以下のようになっています。参考にしてください!
(出典:http://www.pearsonpte.jp/institutions/scores/)
【留学準備】語学試験対策におすすめの勉強法
PTE AcademicとIELTS、TOEFLの違いは分かったけど、どうやって勉強すればいいのか疑問に思った人もいるかもしれませんね。
ここでおすすめの勉強法をご紹介します。
参考書を使用する
PTE AcademicもIELTSも、TOEFLも参考書を書店で買うことができます。
問題だけが載っているのでなく、試験の概要なども解説してくれているものがおすすめです。
塾・予備校に通う
留学に必要な英語運用試験の対策をしている塾や予備校が多く、試験を熟知した講師陣から指導を受けられるので、効率的に勉強ができます。
また、オンラインで学習ができるオンライン英会話や教材もおすすめです。
まとめ:PTEA・IELTS・TOEFLで海外留学や移住の夢を叶えよう!
海外留学を考える人にとっては、PTE Academic、IELTS、TOEFLこの3つの試験はとても重要です。
自分はどれを受けるべきなのかを事前に確認して、しっかり対策を行い、海外留学や移住への第一歩を踏み出しましょう!
英語学校しらべ編集長
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