TEAPの難易度は?大学入試で有利になる?《試験特徴まとめ》

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る
TEAPの難易度解説

TEAPとTEAP CBTは高校生対象の英語資格・検定試験で、英語4技能「読む・聞く・書く・話す」を正確に測ります。

東大や早稲田、上智、青学、立教大学など難関校の大学入試(英語外部検定試験)でも採用されている試験です。

「難易度が高い」と言われるTEAPですが、高難易度の理由と英検など他の英語民間試験と比較して難しいポイントを解説します。

TEAPで高得点を取るコツ、採用大学もご紹介します。受験生の方は是非ご参考になさってください。

(記事更新日:

TEAPの難易度が高いと感じる3つの理由

TEAPの難易度解説

大学講義や文献読解、プレゼン等で使うアカデミック英語

TEAPは「大学教育レベルにふさわしい英語力」をもっているか測定する目的で作成された試験で、受験対象者は高校生(主に受験生)です。

出題内容は大学・教育に関連する英語で、講義や英語文献の読解、英語での発表、プレゼンテーションなどのシーンが登場します。

未体験の大学生活を想像しながら解くうえ、アカデミック英語(学術的な英語)の語彙や専門用語を一から覚える必要があり、高校生の方にとっては難しいと感じやすくなります。

 

一方で、英検は主に日常生活に関連した問題が出題されるので、高校生にも馴染みのある単語でまかなうことが可能です。

TEAPは英検よりも専門的な対策が欠かせない点で、難易度が高くなります。

3時間以上の長丁場な試験に耐える集中力が必要

TEAPは「Reading」「Listening」「Writing」「Speaking」の4カテゴリーに分けて出題されます。

試験時間は以下の通りです。

  • Reading:70分
  • Listening:約50分
  • Writing:70分
  • Speaking:約10分

 

リスニングとライティングの間に40分ほどお昼休憩の時間は取られていますが、合計約200分(約3時間20分)の試験を1日でこなすことは相当な集中力や体力、忍耐力が必要です。

高校生の方よりも試験の受験経験を積んだ大人の受験者でも、TEAPの長丁場な試験に耐えられるか難しいところです。

 

他の英語試験の試験時間と比べてみましょう。

例えば、TOEIC L&R TESTの所要時間はリスニング約45分、リスニング75分の合計約120分です。

また、英検の場合は高校卒業レベルに相当する英検2級ですと115分です。

 

TEAPは英検やTOEICに比べて1.5倍以上の長丁場。ハードな試験だと分かります。高得点獲得には英語力に加えて4技能すべてのテストで全力投球できる集中力と体力が重要です。

この点もTEAPの難易度が高いと言われる理由です。

TEAP対策の参考書や塾など学習手段が少ない

TEAPの受験対象者は高校生、大学受験を控える学生を想定しています。

よって、学生から社会人まで幅広い年代の方が受験する英検やTOEICよりも受験者数が少ない試験です。

実際に2017年度の受験者数で比較してみると、TEAPは24,434人、英検は366万146人、TOEICは248万1千人と大きな差があります。

 

TEAP専用の対策本(参考書、問題集、単語帳)や塾、対策講座の数が比例して少ないため、自分の学力・目標に効果的な勉強方法と出会う確率も低くなってしまいます

英検やTOEICに比べて、対策方法・手段が少ない点も難易度が高い理由の一つです。

 

いかにご自身に合う勉強法を見つけるか、ということもTEAPの点数アップに欠かせないポイントです。

TEAPの難易度は英検準2級~1級、高校卒業程度に相当

TEAPは高校生対象の英語試験で、難易度は高校卒業程度を目安に問題が作られています。

高校レベルの英語を十分に理解していれば高得点を狙えます。

よりハイスコアを求める方は、解き方テクニックに頼らない本質的な英語運用力(4技能)を身につけることが大切です。

 

難易度を理解する一つの目安として、日本人に身近な英検の級(グレード)とTEAPスコアを比較してみましょう。

※言語能力や習得状況を示す国際基準のガイドライン「CEFR(セファール)」を参考にしています。

 

TEAP 英検 英語力の目安
135〜224 準2級〜2級 高校中級〜卒業程度
225〜308 2級〜準1級 高校卒業〜大学中級程度
309〜374 準1級〜1級 大学中級〜上級程度
375〜400 1級 大学上級程度

TEAPは大学入試(英語外部検定試験)で賢く利用しよう

出願資格や英語科目の得点換算など、メリットが多い

「英語外部検定試験」とは、英語民間試験の規定級・スコアを保有する学生に対して大学入試で優遇する制度を用いた試験です。

大学によって名称が異なり、「英語外部検定利用入試」「英語外部試験利用入試」「外検入試」とも呼ばれています。

 

優遇の一例として、英語科目の試験を免除して合格判定を受けられる、総合点に加点、英語科目の試験を受けずに一定のスコアを英語試験の特典として換算される、等です。

さらに、出願資格として設けている大学もあり、志望校の受験要項は早めに確認しておく必要があります。

 

大学入試の本番試験は年に1回の受験チャンスと、とても大きな勝負です。

しかし、TEAPなど英語民間試験を活用した外部検定試験の場合は、規定期間内に複数回受験が可能で、最もスコアが高いものを大学に提出できます。

チャンスが何度かある点も大きなメリットです。

 

他にも、同じ外部試験を利用して複数校に出願することができるので、滑り止めの学校の確保や受験の労力を減らすことにもつながります。

TEAPを入試に採用する大学偏差値レベルは?

日本国内で、TEAP・TEAP CBTを採用している代表的な大学・学部と偏差値をまとめました。

※2020年7月13日時点の入試情報です。

 

大学 学部 偏差値
千葉大学 国際教養 68
教育 59
園芸 61
看護 63
67
62
筑波大学 全学群 50〜73
早稲田大学 社会科学  79
78
文化構想 78
基幹理工 72
創造理工 72
先進理工 72
人間科学 76
上智大学 全学部 61〜78
青山学院大学    総合文化政策 72
地球社会共生 70
71
コミュニティ人間科学 68
立教大学 全学部 69〜75
 学習院大学   国際社会科学  70
法  70
経  69
 神田外語大学 全学部  53〜60

※偏差値は株式会社ベネッセコーポレーション運営「マナビジョン」の2019年度の情報を参考にしています。

 

TEAPで高得点を取る英語塾、講座

日本国内にTEAPの受験者数は少なく、TEAP対策専用の塾や講座もあまり多くありません。

今回は、TEAPスコアアップや大学合格実績で評判の英語塾に厳選してご紹介します。

 

短期集中型の英語学校ALPROS(アルプロス)

(出典:https://www.alpros.co.jp)

【1】ALPROS『TEAP対策プライベートレッスン』

「読む・書く・話す・聞く」4技能を網羅した、短期集中での個別指導が得意な東京の英語塾です。オンライン授業にも対応しています。

TEAP対策専用のコースが用意されており、1回50分マンツーマンレッスンで生徒に最適なカリキュラムを作成し、講師と1対1で教えています。

指導経験が豊富でTEAPを熟知した日本人講師が担任となり、最後まで一貫してサポートしてくれる点も魅力です。

 

構内で模擬試験を実施したり、教育コンサルタントと気軽に学習相談できる環境、サポート体制が充実しているので、英語科目が苦手な受験生の方におすすめです。

 

【受講料金】

  • マンツーマンレッスン1回50分:8,800円〜
  • 入会金:30,000円

※上記の金額は2020年6月30日時点の税抜き表記価格です。

【教室】

東京(新宿)、オンライン授業

 

≫公式サイト:短期集中の総合英語学校【アルプロス】

 

ブラスト英語学院

(出典:https://blast-english.com/)

【2】ブラスト英語学院『TEAP対策コース』

大学等の教育機関で指導実績のある日本人講師がわかりやすく丁寧に指導してくれる英語塾で、TEAPなど英語資格試験に強い特徴があります。

コースは2種類です。英検準2級レベル(高校中級程度)の英語力をお持ちの方はスタンダードコース、英検2級レベル(高校卒業程度)の英語力の方はアドバンスコース。

 

主に週1回80分×全7回のグループレッスンと、週2回50分のマンツーマンレッスンを行う約2ヶ月間のカリキュラムです。

グループレッスンでTEAP対策の全容を掴み、個別指導で弱点や苦手課題の対策を集中的に進めることができます。

 

また、コース受講した方は英作文添削が無料で受け放題です。TEAPの4技能のうち、とくにライティングが苦手な高校生の方にもおすすめです。

 

【受講料金】

  • グループ・マンツーマンレッスン:総額55,000円〜
  • 入会金:無料

※上記の金額は2020年6月30日時点の税抜き表記価格です。

【教室】

東京(渋谷表参道)

 

≫公式サイト:TEAP対策【ブラスト英語学院】

TEAP(ティープ)とは?

TEAP

(出典:http://www.eiken.or.jp/teap/)

試験の特徴

TEAP(ティープ)は難易度の高いアカデミック英語が出題される点と、高校卒業程度の「読む・書く・話す・聞く」英語4技能全てが評価される点が大きな特徴です。

大学生活で遭遇するシーンを想定して出題される試験のため、日常英会話とは違った専門用語を含む表現に慣れて、英語基礎力+応用力を身につけることが求められます。

 

一般的に、日本人は「Speaking」「Writing」といったアウトプットスキルが苦手とされており、苦手分野を重点的に鍛え克服していくことがハイスコア獲得のポイントでもあります。

出題分野・内容、問題数、試験時間

TEAP試験は「Reading」「Listening」「Writing」「Speaking」の4分野から出題されます。

各分野の問題数、試験時間、回答形式、主な出題内容をまとめました。

 

出題分野 問題数 試験時間 解答形式
Reading 60問 70分 マークシート 
Listening 50問 約50分 マークシート 
Writing 2問 70分 記述 
Speaking 4問 約10分 試験管と1対1の面接 

 

【Reading】

大問 問題形式 ねらい
Part 1
(20問)
語彙・語法 大学での授業や資料・文献などを理解する上で必要とされるアカデミックな語彙力
Part 2A
(5問)
図表の読み取り 授業や資料・文献などにおける視覚情報の理解とそれに基づく類推
Part 2B
(5問)
掲示・Eメールなどの読み取り 学業に関わる掲示・Eメールなどにおける情報の理解
Part 2C
(10問)
短い英文の読み取り 教材や資料・文献などにおけるパラグラフ単位の英文理解
Part 3A
(8問)
長い英文の読み取り 教材や資料・文献などにおける英文の文脈や論理の流れの理解
Part 3B
(12問)
長い英文の読み取り(図表も含む) 教材や資料・文献などにおける英文の詳細理解(図表も含む)

 

【Listening】

大問 問題形式 ねらい
Part 1A
(10問)
短い会話の聞き取り 学生として遭遇する可能性の高い相手とのやりとりの聞き取り(例:教授、アカデミック・アドバイザー、留学生など)
Part 1B
(10問)
短い英文の聞き取り 講義(ミニ・レクチャー)や報道情報などの聞き取り
Part 1C
(5問)
短い英文の聞き取り 図表の理解と組み合わせた英文の聞き取り
Part 2A
(9問)
長い会話の聞き取り 学生として遭遇する可能性の高い相手とのやりとりの聞き取り(例:教授、アカデミック・アドバイザー、留学生など)
※2者間だけでなく、3者間のやりとりも含む
Part 2B
(16問)
長い英文の聞き取り 授業・講義などの聞き取り(図表も含む)

 

【Writing】

大問 問題形式 ねらい
Task A
(1問)
課題文の要約 説明文・評論文などの要約を書く。
Task B
(1問)
エッセイ 複数の情報(図表も含む)に基づいてエッセイを書く。

 

【Speaking】

大問 問題形式 ねらい
Part 1
(1問)
受験者の生活に関する質問(質問は複数) 受験者自身のことについて説明する。
Part 2
(1問)
受験者がExaminerにインタビュー(ロールプレイ型) 対話における効果的なやりとり(対話のリード)
Part 3
(1問)
1つのテーマに沿ったスピーチ 与えられたテーマに関して、まとまりのあるスピーチをする。
Part 4
(1問)
Q & A (質問は複数) 与えられた話題に関する質問に答える。

(出典:日本英語検定協会『TEAP問題構成』

 

「スコア」と「バンド」

TEAPは英検のように合格・不合格で判定する試験ではありません。

「スコア」と「バンド」を用いて英語力を測定し、英語力や改善点などがフィードバックされます。

スコアとは、4技能それぞれの英語力を個別に測定し数値化したものです。

バンドとは、国際的な英語力の比較評価基準である「CEFR」に照らし合わせ、A1〜C2まで6段階で評価したものです。

 

受験者の英語力がグローバルスタンダードな数値でわかり、絶対値として英語力の程度や得意分野、課題点などを客観的に把握することに役立ちます。

TEAP CBTとの違い

TEAPの他に、TEAP CBT(Computer Based Testing)という試験があります。

ペーパーテストではなくコンピューターを使った解答形式で、基本的な出題傾向は同じです。

 

大きな違いは、ライティングが記述ではなくタイピングで解答する点、スピーキングが面接官との対面ではなく自分の音声を録音して提出する形式である点です。

パソコンでの操作やタイピングに不慣れな方は記述式よりも時間がかかる場合があります。

また、機械音声と話す録音形式に違和感を感じる方もいるかと思います。

 

TEAP CBTはTEAPと受験日が異なるため、どちらも受験することが可能です。

どちらも英語外部検定利用入試として採用している大学へ挑戦するなら、TEAPもTEAP CBTも受験することでより高いスコアを提出することができます。

まとめ:TEAPのテスト難易度を理解して志望校合格へ

TEAPは難易度が高いと言われる英語試験です。

しかし、高校レベルの基礎英語力とアカデミック英語に対抗できる語彙力など応用力を身につけることで高得点攻略を目指すことは十分に可能です。

 

予備知識として、TEAPが難しいと言われる理由を把握しておきましょう。

  1. 大学講義や文献読解、プレゼン等で使うアカデミック英語
  2. 3時間以上の長丁場な試験に耐える集中力が必要
  3. TEAP対策の参考書や塾など学習手段が少ない

 

高校生の方にとって不慣れなアカデミック英語分野、専門的な対策が必要ですが、塾や講座をうまく活用されることをお薦めします

今後、英語外部検定利用入試を採用する大学は増える可能性もあります。

優遇処置を受けられるTEAP・TEAP CBTを味方につけて、志望校合格を掴み取りましょう!

 

【関連記事】

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

あなたにおすすめの関連記事

SNSでお気に入り登録♪

このエントリーをはてなブックマークに追加