TOEFL Junior(TOEFLジュニア)とは?問題や難易度、受験メリット

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
TOEFL Junior(TOEFLジュニア)の特徴まとめ

※本ページはPRを含みます。収益の一部でサイト運営されています。

中学生と高校生を対象とした英語運用能力を測るペーパーテスト「TOEFL Junior」の対策は、まず出題内容や難易度を正しく理解することから始めてみましょう。

TOEFL Juniorと言っても、実は2種類のテストがあります。

今回は、TOEFL Junior(TOEFLジュニア)とはどんなテストなのか特徴をわかりやすくまとめ、受験メリットやスコア活用できる高校などもご紹介します。

(記事更新日:

TOEFL Junior(トフルジュニア)とは?

TOEFL Junior(TOEFLジュニア)

TOEFL Junior Standard

「TOEFL Junior Standard」とは中学生・高校生を対象とした英語運用能力を測定するテストで、授業や学校生活、友人との会話などアカデミック英語を題材に「リーディング」「リスニング」の2技能を測ります

世界的な教育測定機関「ETS」が開発しています。

信頼性と実績のあるテストとして、世界65カ国以上で普及しています。

 

専門知識や背景知識を問わない設問内容ではありますが、自然科学から社会科学、人文科学、芸術などの題材と、これらの内容の把握・推察・要約が求められます。

グローバルスタンダードな英語力評価指標「CEFR(セファール)」上では、A2~B2の難易度に相当します。

試験結果は合否判定ではなくスコアで表され、現状の英語力を分かりやすく分析できます。

 

欧米のボーディングスクール(海外の難関・有名大学などに進学するための寮制学校)に留学する際に、TOEFL Junior Standardのスコアが英語力の証明として利用されています。

TOEFL Junior Speaking

「TOEFL Junior Speaking」とは、海外での学校生活や授業などをテーマに、英語を話す能力を測定する中高生向けのスピーキングテストです。

TOEFL Junior Speakingの方はコンピューターを使った試験で、音声を録音して提出する仕組みです。

 

設問数は4問、試験時間は約18分間となっています。

TOEFL Primaryとの違いは?

もう一つ、学生向けのTOEFLテストとして「TOEFL Primary」があります。

TOEFL Primaryは小学生・中学生向けのテストですので、対象学年(年齢)の違いが挙げられます。

 

TOEFL PrimaryはStep1とStep2の2つのレベルに分かれており、段階的に難易度を上げて英語力を高めていけるように設計されています。

出題内容は「リーディング」「リスニング」のみで、TOEFL Junior Speakingで出題されるスピーキング問題は出されません。

TOEFL Juniorを受験するメリット

次に、TOEFL Juniorを受験するメリットをご紹介しようと思いますが、おもに3つ挙げられるかと思います。

 

1)英語力の正しい測定ができる

TOEFL Juniorでは、TOEFL Junior Standardで「リーディング」「リスニング」、TOEFL Junior Speakingで「スピーキング」のスキルを測定できます。

語学教育に熱心な世界各国で導入されている世界基準のテストですので、現状の英語力を正確に測り、今後の課題や学習方針を決めていくことができます。

日本国内で開発された英検とは出題テーマが違っており、TOEFL Juniorはアカデミック英語力が問われる試験という点でも、目的に合わせて積極的に活用したいテストの一つです。

 

2)段階的にTOEFLテストの受験準備ができる

TOEFL JuniorはTOEFLの前段階の試験として開発された背景があります。

TOEFLとは世界150カ国11,000以上の教育機関で英語力の証明や入試・進学、単位認定、卒業認定、海外移住などの基準に採用されているテストです。

TOEFL Juniorを受験しておくことで、試験形式に慣れ、TOEFL受験時にもハイスコア獲得が期待されます。

 

3)中学・高校・大学の入試や留学の英語力証明に活用できる

TOEFL Juniorのスコアを中学や高校、大学の入試における点数換算、加点、優遇措置に採用している学校が増えています。

アメリカやカナダ、オーストラリアを始めとした世界の国々への留学でも英語力の証明として利用できます。

TOEFL Juniorのスコアが活用できる高校

2021年度の高校入試でTOEFL Juniorのスコアを利用できる国内の高校をまとめました。

 

都道府県 高校名
東京都 足立学園高等学校
東京都 郁文館グローバル高等学校
東京都 佼成学園女子高等学校
東京都 潤徳女子高等学校
東京都 城西大学付属城西高等学校
東京都 聖学院高等学校
東京都 富士見丘高等学校
東京都 武蔵野大学高等学校
東京都 武蔵野大学付属千代田高等学院
東京都 目白研心高等学校 
東京都 和洋九段女子高等学校
大阪府 近畿大学付属高等学校 
大阪府 樟蔭高等学校
大阪府 清風南海高等学校
兵庫県 愛徳学園高等学校
兵庫県 神戸山手女子高等学校
兵庫県 松蔭高等学校
奈良県 育英西高等学校
奈良県 智辯学園高等学校
奈良県 西大和学園高等学校 
和歌山県 和歌山信愛高等学校
鳥取県 青翔開智高等学校
福岡県 福岡雙葉高等学校 
鹿児島県 池田高等学校

TOEFL Juniorの出題内容

【TOEFL Junior Standard】

リスニング

日常会話や自然科学、社会科学、人文科学、芸術などのテーマから、会話や講義、プレゼンテーションの聞き取りを行います。

 

文法・語彙

記事や伝記、メール、手紙、エッセイ、雑誌などのそれぞれアカデミック、非アカデミックの分野から、正しい言葉の意味を選んだり正しい文章を完成させる問題が出題されます。

 

リーディング

世間一般にあるようなメモやメール、ポスター、新聞、雑誌などやアカデミックなテーマから、文章の読み取り問題が出題されます。

 

【TOEFL Junior Speaking】

学校での授業や活動、絵の説明などを口頭で行います。

TOEFL Juniorの難易度

TOEFL Junior(TOEFLジュニア)の特徴まとめ

TOEFL Juniorの難易度は、国際的な英語力評価指標である「CEFR」ではA2〜B2に指定されています。

A2〜B2の難易度については以下をご参照ください。

 

CEFR できることの目安
A2 ごく基本的な個人情報や家族情報、買い物、地元の地理、仕事など、直接的関係がある領域に関しては、文やよく使われる表現が理解できる。簡単で日常的な範囲なら、身近で日常の事柄について、単純で直接的な情報交換に応じることができる。
B1 仕事、学校、娯楽などで普段出会うような身近な話題について、標準的な話し方であれば、主要な点を理解できる。その言葉が話されている地域にいるときに起こりそうな、たいていの事態に対処することができる。身近な話題や個人的に関心のある話題について、筋の通った簡単な文章を作ることができる。
B2 自分の専門分野の技術的な議論も含めて、抽象的な話題でも具体的な話題でも、複雑な文章の主要な内容を理解できる。母語話者とはお互いに緊張しないで普通にやり取りができるくらい流暢かつ自然である。幅広い話題について、明確で詳細な文章を作ることができる。

(出典:CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)

TOEFL Juniorの試験日程・会場、受験料

2020年度のTOEFL Junior Standardの試験日程と会場を一覧にまとめました。

沖縄県除く、全国の各地で開催されています。

 

試験日程 会場
2020年6月21日(日) 札幌、仙台、埼玉、千葉、東京、横浜、名古屋、大阪、神戸、広島、福岡
8月30日(日) 東京
10月4日(日) 東京、大阪
11月8日(日) 東京
12月6日(日) 札幌、仙台、埼玉、千葉、東京、横浜、名古屋、大阪、神戸、広島、福岡
12月13日(日) 東京
2021年1月17日(日) 東京、大阪
2021年1月31日(日) 東京、大阪
2021年2月7日(日)  東京

 

2020年度のTOEFL Junior Speakingの試験日程と会場も一覧にまとめています。

TOEFL Junior Speakingについては東京と大阪のみの開催となります。

 

試験日程 会場
2020年9月13日(日) 東京、大阪
2021年2月7日(日) 東京、大阪

 

【受験料】

  • TOEFL Junior Standard:税込4,500円
  • TOEFL Junior Speaking:税込6,600円

TOEFL Junior対策におすすめのオンライン英会話

オンラインスクール「KEdTech」

オンラインスクールKEdTechはTOEFL Juniorなどの試験対策に強く、指導経験豊富なプロ講師陣からマンツーマンレッスンが受けられます。

レベルや目標に応じて細やかなオリジナルカリキュラムを作成し、講師と1対1のプライベートレッスン形式で受講します。

自由に受講スケジュールを組むことができるため部活や他の習い事との両立もしやすくなります。また、苦手分野を集中的に対策して克服を目指したり、得意分野をさらに伸ばしたり、効率的な英語学習が可能です。

しっかりと学習を継続していけるように授業担任制を採用している点も特徴で、短期間でのスコアアップにつながっています。

さらに一般的なオンラインスクールにはない、海外進学サポートも行っています。出願書類の作成や留学手続きの代行などが必要な場合には信頼のおける機関を紹介してもらえるので安心です。

 

公式サイトで無料体験 & 個別相談

【KEdTech】

 

マイチューターのTOEFL Junior対策コース

マイチューターはTOEFL等の英語試験対策で有名な大手オンライン英会話で、業界でも珍しい「TOEFL Junior対策コース」を用意しています。

リスニング、文法・語彙、リーディングの3セクション毎に講座がわかれ、苦手分野のみ受講が可能。

それぞれの講座で実践問題と詳細な解説が受けられます。

オンライン英会話にありがちな予約の取りづらさを解消する”担任制・レッスン固定予約制”を導入しており、また対面授業に品質が劣らない安定した通信環境・クリアな音声でお届けしています。

TOEFL Juniorを初めて受ける初級者レベルの方、より高得点を目指す方、短期集中で苦手分野のみ集中対策したい方におすすめです。

 

公式サイトで無料体験

【マイチューター】TOEFL Junior対策コース

 

「TOEFL Junior Masterコース」の方もおすすめ!

<特徴>

  • TOEFL Juniorテストを熟知した講師陣が指導を担当
  • TOEFL Junior初級者~上級者の3段階レベル別カリキュラム
  • テストを長年研究しているからこそ、短期間で高得点獲得をサポート
  • 講師担任制&レッスン予約確保制度あり
  • 50レッスンで税込29,800円~と低価格
  • 1日の受講回数に制限がなく、短期集中レッスンにも最適

 

≫公式サイト:【マイチューター】TOEFL Junior Masterコース

TOEFL JuniorはTOEFL iBTのプレテストにもおすすめ

「TOEFL iBT(Internet-Based-Testing)」のように、ペーパーテストでの回答ではなくパソコンを使って受験する形式のTOEFLテストもあります。

TOEFL iBTは世界中の教育機関への英語力証明として広く普及されており、特に海外の高校や大学などに留学する場合にスコアが役立ちます。

国内の大学入試でもスコアに応じて試験免除や点数換算、加点など優遇してくれる学校も増えています。

 

将来に役立つTOEFL iBT受験の前段階としてTOEFL Juniorは活用できますし、公式機関からもそのように位置付けられています。

TOEFL Juniorは中学生レベルの問題から用意されているので、早めに試験対策や受験に取り組むことで周りの生徒と大きな差をつけられます。

ぜひこの機会に受験されてみてはいかがでしょうか。

 

TOEFL iBT対策におすすめ!

 

公式サイト:TOEFL Junior Standard

公式サイト:TOEFL Junior Speaking

The following two tabs change content below.

英語学校しらべ編集長

編集長・ライター
英語学校しらべ編集長でライター歴7年以上。TOEIC・英検準2級の受検経験あり。旧センター試験では8割超と学生時代から英語が好きだった影響で英語圏への旅行や英会話教室に数年通うも身につかず、挫折を経験。縁あって英語事業者への取材(数十社以上)やサービスを体験レビューする仕事に就き、挫折経験者目線から英語学習情報を日々発信。語学学校でのフィリピン留学を経て海外移住に成功した父監修のもと、留学系記事も執筆。 ≫運営会社情報

あなたにおすすめの関連記事

講師インタビュー

Liberty English Academy藤川さんインタビュー

 

NLPE英語コーチングスクールインタビュー

 

ブラスト英語学院インタビュー