海外の有名な観光地では、多くの場所で日本語が通じてしまいます。
しかし、”いざ”という時に英語が使えた方がトラブルを回避できますし、地元の人との交流で新たな自分を発見するかもしれません。
今回は、海外旅行直前に覚えるだけで使える必須英会話フレーズを、空港やタクシー、ホテル、食事などのシーン別に厳選してまとめました。
(記事更新日:)
目次
【空港】入国審査で使える海外旅行英会話フレーズ
★空港の入国審査では、高確率で聞かれるお決まりの英語フレーズがあります。
日本を発って初めて英語を使うシーンです。緊張して上手く話せないことも考えられます。事前に声に出して練習しておきましょう。
「入国目的は何ですか?/観光です。」
What’s the purpose of your visit? / I’m here for sightseeing.
入国した目的を聞くフレーズは、他にも”What brings you here?”などがあります。
単語だけでポンポン質問してくる入国審査官もいるので、臨機応変に対応しましょう。
観光以外の目的を伝えたい場合は、以下の表現を参考にしてください。
- 「仕事です。」:I’m here on business.
- 「休暇です。」:I’m here on vacation/holiday.
- 「留学です。」:I’m here to study english.
- 「友人を訪ねて来ました。」:I’m visiting my friend.
「この国に来たのは初めてですか?」
First time to this country? / Have you ever been to this country?
パスポートの入国履歴を見て尋ねてくる質問です。
“this country”の部分を”United States”や”New Zealand”などの国名で聞かれる場合もあります。
初めて来たなら”It’s my first time.”、何回か来たことがある場合は”I’ve been here several times.”などと答えましょう。
【交通】タクシー乗車時に役立つ海外旅行英会話フレーズ
★海外旅行で一番困るのが交通手段や交通機関の利用方法、運賃などの「移動」です。
電車やバスを使う場合はあまり心配いりませんが、観光タクシーの「ぼったくり」には要注意です。私も危うく被害に遭いかけた経験があります。
トラブルに巻き込まれないために、ぜひ最低限覚えておいてほしい必須の英会話フレーズをまとめました。
「(場所名)までお願いします/(地図の)ここに行きたい。」
Can you take me to the 場所名, please? / I want to go to this point on this map.
丁寧に伝えたい場合は、”Can you take me to 〜 ?”、行き先を端的に伝えたい場合は”I want to go to 〜”と覚えておけば問題ありません。
行き先が変わっても応用が利きますし、場所名ではなく住所を伝えても行き先まで連れて行ってくれます。
「いくらくらいですか?」
How much will it be? / How much will it cost?
タクシー料金は国や地域によって相場が変わります。走行する前に、予めおおよその金額を運転手さんに確認してください。
ちなみに、バスの運賃の尋ね方は、”What’s the fare, please?”です。
“How much〜?”ではない点に注意しましょう。
「お釣りをください/お釣りは取っておいてください。」
Can I have the change please? / Please keep the change.
チップ文化が浸透している国では、タクシーのお釣りについて何も言わないとチップとして受け取ってしまう運転手さんもいます。
海外では何事も「明確に相手に伝える」ことが求められます。
いかなる時も意見を主張するよう心がけてください。しっかりとお釣りを要求しましょう。
〈 豆知識 〉
タクシー配車サービス「Uber」では、乗車賃決済をクレジットカードで行なっており、チップの有無は乗車後に決めることができます。
降車時にチップを渡す・渡さないという面倒さを避けるなら、そういったサービスの利用がおすすめです。
【ホテル】チェックインや宿泊で使える海外旅行英会話フレーズ
ホテルのフロントでも、たいていの場合は日本が通じます。
★チェックイン時に片言の英語で事足りることも多いですが、安心して手続きするためにも英会話フレーズの暗記が役に立ちます。
「チェックイン時間まで荷物を預かってもらえますか?」
Is it possible to leave my luggage somewhere until I check-in?
乗り換え方法や交通渋滞などで、チェックイン時刻よりも早くホテルに着いてしまうこともあります。
フロントで荷物を預かってもらえるか確認したい時、”Is it possible to 〜”の構文を覚えておくことで「〜できますか」という質問に応用できます。
例えば、「今からでもチェックインできますか?」は”Is it possible to check-in now?”と尋ねましょう。
「ホテルに無料のWi-Fiはありますか?」
Do you have a free Wi-Fi?
この簡単な英会話フレーズを覚えておくことで、ホテルの無料Wi-fiがあるか確認できます。
上手くWi-fi接続できない時は”I can’t connect to the Wi-Fi.”、パスワードが分からない場合は”Could you tell me your Wi-Fi password?”と相談してみましょう。
「シャワーのお湯が出ません。」
There’s no hot water in the shower.
何かトラブルがあった際は、用件を伝える前に”I have a problem.”と困っている状態にあることを告げましょう。
その後に、シャワーが出ない、エアコンが効かない、トイレが流れない、などの具体的なトラブル内容を伝えるのが適切です。
エアコンが効かない時は”The air conditioner doesn’t work.”、トイレが流れない時は”The toilet doesn’t flush.”と表現します。
【食事】レストランで役立つ海外旅行英会話フレーズ
レストランで、”This one,this one,this one…”と言うよりも、しっかり主語・述語のある英会話フレーズで注文できたらスマートですよね。
★お店の人おすすめの料理や地元の郷土料理を聞けたら、より海外旅行の醍醐味であるグルメを楽しむことができます。
「おすすめの料理はどれですか」
What do you recommend?
レストランでの質問になるので、「料理」を指す”dish”などの単語を使う必要はありません。
「今日のお勧め料理」を訪ねる時は”What’s today’s special?”と聞いてみましょう。
「お手洗いはどこですか?」
Where is the restroom?
「お手洗い」は”restroom”という単語を使います。このフレーズは語尾を上げるように発音すると、より丁寧になります。
質問する前に”Excuse me.”と一声かけると、よりスマートです。
「地元料理は何かありますか?」
Do you have any local specialities?
地元の名物料理は”local speciality”と言います。
地元料理は何種類かあることが想定されるので複数形に、また、疑問文なので”any”を使います。
その他に、レストランで使える英会話フレーズをご紹介します。
「どれくらい待ちますか?」
How long do we have to wait?
「禁煙席はありますか?」
Do you have a non-smoking section?
「こちらは頼んでいません。」
I didn’t order this.
「~アレルギーがあります。~不使用の料理はありますか?」
I’m allergic to ~. Do you have any dishes without ~?
また、店員(ウェイター、ウェイトレス)からよく聞かれる英会話フレーズも覚えておくと便利です。
「ご注文はお決まりですか?」
Are you ready to order?
「飲み物は何になさいますか?」
Would you like something to drink?
「ご注文は以上ですか?」
Is that all?
【買い物】ショッピングで使える海外旅行英会話フレーズ
お買い物は旅行の楽しみの一つですよね!友達や家族、職場へのお土産を買うのもワクワクします。
積極的に、現地のお店のスタッフさんにおすすめのお土産を聞いてみましょう。
「おすすめのお土産は何ですか?」
What do you recommend for souvenirs in (場所)?
より詳しく正確な情報を聞きたい場合は、誰にあげるお土産なのか、どんなものを買いたいのかを付け加えるといいです。
例えば、友人であれば”for my friends”、同僚であれば”for my co-workers”と表現できます。
買いたいものは”I want to buy 〜”の構文を使って、甘味であれば”sweets”、化粧品であれば”cosmetics”などと伝えましょう。
「クレジットカードは使えますか?」
Can I use a creditcard?
丁寧に聞きたい場合は、”Do you accept creditcards?”と相手を主語にした英会話フレーズが便利です。
特定ブランドのクレジットカードが使えるかどうか訪ねる場合は、”Do you accept JCB cards?”などと聞いてみましょう。
「プレゼント用に包装してもらえますか?」
Could you gift-wrap it?
丁寧な頼み事をするときは”Could you~?”を使います。”Could you wrap it as a gift?”とも言えます。
「小分け袋をもらえますか?」
Can I have some extra paper bags?
“Can I have some extra paper bags?”は、紙(paper)の小分け袋をもらいたい場合の表現です。
ビニール袋をもらいたい人は”plastic bags”と言い換えることができます。
まとめ:英会話フレーズを丸暗記して楽しい海外旅行に♪
今回は、海外旅行で使える日常英会話フレーズを、交通・移動、宿泊、買い物などシーン別に役立つ英語表現を解説しました。
日本語的なカタコト英語から卒業して、「英語で話せる」素敵な海外旅行をお過ごしください。
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英語学校しらべ編集長
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