TEAP対策の完全版|志望大学合格を目指す4技能勉強法と試験概要

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TEAP対策

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TEAP(ティープ)は公益財団法人 日本英語検定協会と上智大学が共同開発した、英語4技能を測る公式テストです。

国内の大学入試にも採用されており、”受験英語”に限らず、海外留学や大学での日常生活に関する”アカデミック英語”スキルも問われます。

今回は、TEAP・TEAP CBT対策におすすめの勉強法と英語学習ツール、試験の難易度、実施会場や日程などの基本情報を詳しくまとめて解説します。

(記事更新日:

TEAP対策に効果的な3つの勉強法

TEAP対策

オーバーラッピング

オーバーラッピング(Overlapping)とは、英語の音声を聞きながらその英文スクリプトを黙読し(目で追い)、同時に読み上げる(発声する)トレーニングです。

TEAPやTEAP CBTで問われる英語3技能(Listening、Reading、Speaking)の向上に、オーバーラッピングの英語学習法が役立ちます。

英語初級者も取り組みやすいメソッドである一方、しっかり声を出せる場所でしか実践できない難点もあります。

 

シャドーイング

シャドーイング(Shadowing)とは、英文スクリプトは一切見ずに英語の音声だけを聞き、間髪入れずそのまま続けて発声するトレーニングです。

音声の後を影(Shadow)のように追っていくことから「シャドーイング」と呼ばれ、TEAPやTEAP CBTに必須の“正確な”リスニング力が身につく英語学習法です。

オーバーラッピングと比較して難易度が上がるため、英語中級者以上の方におすすめです。

 

ディクテーション

ディクテーション(Dictation)とは、聞き取った英語の音声を文字に書き起こす英語学習法です。語彙や正しいスペル、Writingスキルを伸ばすことにつながります。

自宅に限らず、カフェや図書館など外出先でも簡単に実践できるトレーニングです。

ある程度慣れてきたら、穴埋め問題(虫食い問題)を作成してみて、繰り返し練習することで基礎知識の定着に期待できます。

 

Q1. (  )(  )do you recommend ?

A1. (What)(dish)do you recommend ?

訳:「おすすめの料理は何ですか?」

 

Q2. I(  )( )London for(  )(     )(   ).

A2. I(went)(to)London for(my)(graduation)(trip).

訳:「卒業旅行でロンドンに行きました。」

TEAP対策《単語帳・参考書・問題集》

『TEAP英単語ターゲット』

発売日:2016年5月

出版社:旺文社

著者:旺文社

 

旺文社「大学入試合格のためのTEAP対策書シリーズ」で人気の『TEAP英単語ターゲット』は、過去問を分析し、厳選した頻出単語(1,200語)を収録した単語帳です。

一般的な受験英語に出る単語の他、TEAP特有な大学での日常生活やアカデミック関連の英単語も網羅しています。

単語帳は難易度別で3つに分かれた構成となっており、目標レベルや暗記の進捗に合わせた学習ができます。

また、旺文社オリジナルのリスニング用学習アプリ「英語の友」も利用可能です。

 

≫公式サイト:『TEAP英単語ターゲット』by旺文社

 

『はじめてのTEAP 対策問題集』

発売日:2016年10月

出版社:研究社

著者:デイビッド・セイン、斎藤裕紀恵

 

研究社『はじめてのTEAP 対策問題集』はアカデミック英語に対応し、4技能「読む・聞く・書く・話す」対策が詳しく解説された問題集です。本番形式の模擬試験付き。

特徴や問題傾向も分かりやすくまとめられているので、初めてTEAPテストに挑戦する方にもおすすめです。

模擬試験はたっぷり2セットを収録。基礎固めの次ステップ、実践力を磨くことができる一冊です。

 

≫公式サイト:『はじめてのTEAP 対策問題集』by研究社

 

『TEAP実践問題集』

発売日:2015年6月

出版社:旺文社

著者:旺文社

 

旺文社『TEAP実践問題集』は、リーディング・リスニング・ライティング・スピーキングの問題2セット、CD・解答用紙付き。重要単語や会話表現、問題構成、試験の流れなどが詳しく解説されています。

分かりやすい図表、日本語訳、解答例がしっかり収録されているので、初級~上級のどのレベルの方にも役立つ一冊です。

 

≫公式サイト:『TEAP実践問題集』by旺文社

TEAP対策《資格試験や受験に強い塾・予備校》

ブラスト英語学院

CEFRのA2とB1レベルを目指す、初級・中級に分かれたTEAP対策レッスンがおすすめの英語塾です。短期集中で目標スコア達成を目指します。

講師と1対1の個別プライベートレッスンでは、苦手分野の克服に取り組むことができます。

英検1級・TOEIC満点を取得しているバイリンガル日本人講師です。分かりやすく丁寧な教え方が生徒に人気です。

ご参考にどうぞ

 

【料金】

TEAPコース:10回88,000円~
学院長指導ハイレベルTEAPコース:12回264,000円~

《入会金22,000円 ⇒ 2024年11月30日まで無料キャンペーン》

【教室】

東京(渋谷、新宿)

 

公式サイトで詳しく見る

TEAP対策【ブラスト英語学院】

 

英語学校アルプロス

教育機関や企業での講師経験と高い英語力をもつ日本人講師による、生徒一人ひとりに合わせたTEAP個別指導が人気の英語学校です。

弱点や苦手をしっかり把握し、学習カリキュラムを作成。レベルや目標に合わせたマンツーマンレッスンが魅力です。

レッスン以外で、担任講師や教育コンサルタントと気軽に学習相談できるスクール環境もおすすめです。

 

【料金】

プライベートレッスン:9,900円〜(1回50分〜)

《入会金33,000円》

【教室】

東京(新宿)

 

公式サイトで詳しく見る

短期集中の総合英語学校【アルプロス】

TEAP対策《おすすめのオンライン通信講座》

オンライン英会話mytutor

TEAPの出題問題や傾向、ハイスコア獲得への解き方を熟知する外国人講師がマンツーマンで指導してくれる、おすすめのTEAP対策オンライン講座です。

スピーキング対策とライティング対策の2つのコースがあり、苦手な技能に絞った効率的な対策ができます。

1日に受講可能なレッスン回数に上限がなく、どんな方でも活用しやすい英語学習ツールです。

 

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【マイチューター】TEAP対策コース 

 

オンライン英会話Best Teacher

Writing・Speaking testの2分野の学習が一つのパックにまとめられた、お得なTEAP対策オンライン講座です。

講師と対話形式で英作文⇒英文添削⇒スピーキング練習、といったレッスンの流れです。

自分の言葉や考えが教材となるので、役立つ実践的な英語スキルが身につきます。TEAP対策専用のオリジナル問題も解き進めながら、本番試験で使える英語力を鍛えていきます。

 

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【ベストティーチャー】TEAP対策コース 

TEAPテストの試験概要

TEAP

TEAP(ティープ)とは

TEAP(ティープ)とは、「大学教育レベルにふさわしい英語力」を正確に測る英語能力判定試験です。大学生活や海外留学先で遭遇する場面をテーマとした問題中心で、アカデミックな(学術的な)英語スキルが問われます。

公益財団法人 日本英語検定協会と上智大学が共同で開発したテストです。

英語4技能「読む・書く・聞く・話す」の全スキルが評価対象で、有名・難関私立大学など多くの国内大学入試でスコアが採用されています。

TEAPとTEAP CBTの違い

TEAPとTEAP CBTの違いは、解答方式と4技能各カテゴリーの所要時間です。難易度は同じです。

 

TEAPはマークシートや解答用紙への記述、スピーキングテストのみ面接で実施します。

一方で、TEAP CBTはすべてコンピューターを用いて受験します。TEAP CBTは、Computer Based Testingの略称です。スピーキングも面接官相手ではなく、パソコンの画面に向かって話し、それを録音します。

 

詳しい所要時間については、公益財団法人 日本英語検定協会の公式情報をご確認ください。

 

≫公式サイト:『TEAPの特徴とメリット>「読む」「聞く」「書く」「話す」の4技能を測る』by(公財)日本英語検定協会

TEAPを採用する主な大学

全国各地の大学入試に採用されています。以下、主な採用大学です。

  • 早稲田大学
  • 上智大学
  • 青山学院大学
  • 法政大学
  • 明治大学
  • 立教大学
  • 中央大学
  • 千葉大学
  • 筑波大学
  • 首都大学東京
  • 学習院大学
  • 駒澤大学
  • 専修大学
  • 日本大学
  • 関西大学
  • 関西学院大学
  • 同志社大学
  • 立命館大学

※順不同。2020年1月21日時点の大学情報です。

TEAPを「大学入学共通テスト」で利用する方法

大学入試センターで「共通ID」を発行します。TEAP受験後、志望大学に成績を送付します。大学入試センターから大学へ成績情報が提供されて、合否が決まります。

2回分の試験結果を送ることができます。二度チャンスがあるという点が特徴です。

もし3回以上、同一の共通IDで試験を受けた場合は、早い順2回分の結果が大学への成績提供対象となります。

 

【重要】

令和3年度の大学入学共通テスト(旧:大学入試センター試験)より、TEAPや英検など英語民間試験が英語科目に導入予定でした。

しかし、2019年11月1日に文部科学省から「導入見送り」の正式発表がされています。

 

TEAPの出題内容、時間、スコア

カテゴリー 試験時間 問題数 スコア配分
リーディング 70分 60問 100点
リスニング 約50分 50問 100点
ライティング 70分 2問 100点
スピーキング 約10分 4問 100点

■リーディング

大問 問題形式 ねらい
Part 1
(20問)
語彙・語法 大学での授業や資料・文献などを理解する上で必要とされるアカデミックな語彙力
Part 2A
(5問)
図表の読み取り 授業や資料・文献などにおける視覚情報の理解とそれに基づく類推
Part 2B
(5問)
掲示・Eメールなどの読み取り 学業に関わる掲示・Eメールなどにおける情報の理解
Part 2C
(10問)
短い英文の読み取り 教材や資料・文献などにおけるパラグラフ単位の英文理解
Part 3A
(8問)
長い英文の読み取り 教材や資料・文献などにおける英文の文脈や論理の流れの理解
Part 3B
(12問)
長い英文の読み取り(図表も含む) 教材や資料・文献などにおける英文の詳細理解(図表も含む)

 

■リスニング

大問 問題形式 ねらい
Part 1A
(10問)
短い会話の聞き取り 学生として遭遇する可能性の高い相手とのやりとりの聞き取り(例:教授、アカデミック・アドバイザー、留学生など)
Part 1B
(10問)
短い英文の聞き取り 講義(ミニ・レクチャー)や報道情報などの聞き取り
Part 1C
(5問)
短い英文の聞き取り 図表の理解と組み合わせた英文の聞き取り
Part 2A
(9問)
長い会話の聞き取り 学生として遭遇する可能性の高い相手とのやりとりの聞き取り(例:教授、アカデミック・アドバイザー、留学生など)
※2者間だけでなく、3者間のやりとりも含む
Part 2B
(16問)
長い英文の聞き取り 授業・講義などの聞き取り(図表も含む)

 

■ライティング

大問 問題形式 ねらい
Task A
(1問)

課題文の要約

論説記事などを読み、70語程度の要約を作成します。

説明文・評論文などの要約を書く。
Task B
(1問)

エッセイ

複数の情報源(図表を含む)から論点を読み取り、それらを統合したうえで自身の考えを200語程度で展開することが求められます。

複数の情報(図表も含む)に基づいてエッセイを書く。

 

■スピーキング

大問 問題形式 ねらい
Part 1
(1問)
受験者の生活に関する質問(質問は複数) 受験者自身のことについて説明する。
Part 2
(1問)
受験者がExaminerにインタビュー(ロールプレイ型) 対話における効果的なやりとり(対話のリード)
Part 3
(1問)
1つのテーマに沿ったスピーチ 与えられたテーマに関して、まとまりのあるスピーチをする。
Part 4
(1問)
Q & A (質問は複数) 与えられた話題に関する質問に答える。

(出典:『問題構成・見本問題』by公益財団法人 日本英語検定協会

TEAPの試験日程、会場、受験料

TEAPは毎年3回、7月中旬〜下旬、9月上旬〜中旬、11月上旬〜中旬頃に開催されています。

国内26都道府県(北海道、宮城、秋田、福島、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川、新潟、富山、石川、長野、静岡、愛知、京都、大阪、兵庫、広島、香川、福岡、長崎、熊本、沖縄)が試験会場となっています。

※2020年度のテスト情報です。

 

受験料:4技能試験15,000円/2技能試験6,000円

※上記の金額は全て税込で、2019年11月18日時点のものです。

TEAPの難易度《CEFRを用いて英語資格を比較》

CEFRを用いて、TEAPの難易度を他の英語資格・検定試験と比較してみましょう。

 

CEFR TEAP 英検 TOEIC L&R TOEFL iBT IELTS
C2 8.5〜9.0
C1 375〜400 1級 1,845〜1,990 95〜125 7.0〜8.0
B2 309〜374 準1球〜1級 1,560〜1,840 72〜94 5.5〜6.5
B1 225〜308 2級〜準1級 1,150〜1,555 42〜71 4.0〜5.0
A2 135〜224 準2級〜2級 625〜1,145
A1 3級〜準2級 320〜620 – 

まとめ:TEAP対策でベストな4技能勉強法を見つけよう!

今回は、TEAP・TEAP CBT対策でおすすめの英語学習法をご紹介しました。

大学受験に出題されるような英語の勉強に加えて、海外留学・大学関連のアカデミック英語への準備も欠かせません。

志望校の合格に向けて、自分の現状・目標に合った勉強方法での早期対策スタートが、周りのライバルと差を付けるヒントになります。

 

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英語学校しらべ編集長

編集長・ライター
英語学校しらべ編集長でライター歴7年以上。TOEIC・英検準2級の受検経験あり。旧センター試験では8割超と学生時代から英語が好きだった影響で英語圏への旅行や英会話教室に数年通うも身につかず、挫折を経験。縁あって英語事業者への取材(数十社以上)やサービスを体験レビューする仕事に就き、挫折経験者目線から英語学習情報を日々発信。語学学校でのフィリピン留学を経て海外移住に成功した父監修のもと、留学系記事も執筆。 ≫運営会社情報

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